GセブンHD株、オートバクスの保有比率5%に上昇 「関係強化」で追加取得

20210604MKTワッペン

【神戸経済ニュース】カー用品大手のオートバックスセブン(オートバクス、9832)が16日に関東財務局に提出した大量保有報告書によると、同社はカー用品店「オートバックス」のFC(フランチャイズ)加盟店を展開するG-7ホールディングス(GセブンHD、7508)の株式を追加取得し、株式保有比率を5%に引き上げたことが分かった。オートバクスは追加取得の理由について「関係強化のため」(広報・IR部)としている。

 オートバクスは報告書におよそ直近2カ月間の取得状況を記載。市場内で断続的にGセブンHD株式を取得したことを示した。2022年12月13日以降、1日あたりの3500〜17800株のGセブンHD株を順次取得。オートバクスは以前からGセブンHD株を3%強を保有していたが、2月10日に8900株を取得すると保有比率が5%に到達し、大量保有報告の提出義務が発生したという。

 GセブンHDの完全子会社であるG-7・オート・サービスは1月末現在で、カー用品店「オートバックス」の加盟店を国内で76店舗運営する。国内全586店舗のうち13%を占め、オートバクスの子会社・関連会社以外では最大の加盟店運営会社だ。オートバクスは「自動車業界は変わりつつあり、顧客のニーズも変化が予想されるなか、ともに乗り切るためには関係強化が必要と判断した」という。株式の追加取得について、GセブンHDには連絡済みとしている。

 オートバクスが提出した大量保有報告書が金融庁の電子開示システム「EDINET」を通じて開示された16日午後2時すぎから、東京株式市場でGセブンHDの売買が活発になった。一時は前日比50円高の1487円まで上昇。終値は同40円高の1477円だった。新たな買い手の登場に、需給が引き締まるとの期待感が高まったもようだ。

▽関連記事
関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

広告

カレンダー

03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

広告

広告