日本麻、臨時株主総会の開催なお検討中 基準日通過・新たな大株主から接触なし

【神戸経済ニュース】麻袋大手の日本製麻(3306)は10日、神戸経済ニュースの取材に対し、臨時株主総会の開催について適否を引き続き検討中と明らかした。同社は臨時株主総会を開催することになった場合、議決権を持つ株主を定める基準日を10日にすると表明していた。ただ同日時点では、株主総会の開催を求めている株主のゴーゴーカレーグループ(東京都千代田区)が富山地裁に、株主総会の招集許可を申し立てたとの書類が届いた20日以来、「状況に変化はない」(総務部)としている。

 ゴーゴーカレーグループは日本製麻の業績や株価が低迷しているとして、臨時株主総会の開催を求めている。中本広太郎社長ら現在の取締役6人を解任し、ゴーゴーカレーグループの宮森宏和代表ら5人を新たに取締役として選任する議案を審議したい考えという。ゴーゴーカレーグループ(東京都千代田区)が関東財務局に9日提出した大量保有報告の変更報告書によると、同社による日本製麻株の保有比率は12.10%という。

 一方、シンガポールの投資会社「BOND CAPITAL CREATION(ボンドキャピタルクリエーション)」が関東財務局に9日提出した大量保有報告の変更報告書によると、同社は日本製麻(3306)の株式16.25%を保有する大株主になったことが分かった。新たな大株主になったボンドキャピタル社から日本製麻には、現時点で接触はないという。

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