日和産の4〜12月期、純利益68%減 値上げで増収も穀物高で

20230210日和産業

【神戸経済ニュース】配合飼料を製造販売する日和産業(2055)が10日に発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比68%減の9700万円だった。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻以来、米国での天候不順もあって穀物価格が高値で推移。主原料のとうもろこし、副原料の大豆粕(かす)ともに価格が上昇したうえ、円安進行も利益を圧迫した。

 売上高は22%増の409億円、営業利益は79%減の7300万円だった。原料高と円安による仕入コストの上昇を受けて、4月、7月、10月と3度のに値上げに踏み切ったことで増収。ただ、仕入れ価格の上昇に価格転嫁が追い付かなかった。畜産事業は飼料価格の上昇を受けて損失を計上した。

 23年3月期の連結業績予想は据え置き。純利益は前期比72%増の2億円を見込む。配当計画も前期据え置きの6円(中間なし)を維持した。

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