(動画)新幹線で地域産品の輸送定着へ 姫路〜新大阪「立春しぼり」日本酒



【神戸経済ニュース】JR西日本(9021)の山陽新幹線を使った地域産品の輸送が定着しつつある。新型コロナウイルスの影響で乗客が落ち込んだ長距離列車・バスを活用する一環で、国内での「貨客混載」の動きが普及した。だが行動制限がなくなった現在でも、通常は人口が多い都市部で手に入りにくい地域の産品を、輸送する動きが依然として広がりつつある。

 4日、立春の朝にしぼった日本酒を山陽新幹線の「ひかりレールスター592号」を使って姫路駅から新大阪駅まで輸送した。姫路駅では当日の早朝に搾った田中酒造場(姫路市)の日本酒「白鷺の城・立春搾り千春」48本を保冷ケースに入れて積み込んだ。駅ナカでの地域の魅力発信に取り組む一環で、この日に限定の特別な販売会を新大阪駅で開くためだ。

 立春の朝に搾った日本酒の販売は、昨年も新大阪駅で実施。約1時間で36本を完売した。この日本酒は「石掛式てんびん搾り」という、もろみから石の重みだけで酒を搾る江戸時代と同じ製法とあって生産量が限られる。鮮度を保つ必要もあるため、地元以外には出回りにくい。独特のまろやかな味に加えて、珍しさもあって人気を集めたようだ。2回目の今年は1ダース増やして48本を販売した。「駅で鮮度を落とさないまま販売できるのも、鉄道輸送の強み」(ジェイアール西日本デイリーサービスネットの冨村桃子・担当調査役)という。

 今年は新たに、姫路駅の新幹線改札前でも当日の朝に搾った36本を限定販売。1時間もかからずに完売した。評判を聞きつけて販売開始前に並んだ人に加えて、新幹線に乗って出かけようとする人らが姫路みやげにと購入していた。JRグループ6社は今夏に開催する観光キャンペーン「兵庫デスティネーションキャンペーン」を控える。新幹線を使った高速輸送は、地元の生産者と連携した地域の魅力発信にもつなげられるとみている。

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