神戸電鉄の4〜12月期、純利益32%増 行動制限なくなり運輸業が回復

20230201神電鉄

【神戸経済ニュース】神戸電鉄(9046)が1月31日に発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比32%増の9億8200万円だった。新型コロナウイルスによる行動制限がなくなったことで、影響を残しながらも鉄道・バス・タクシーの運輸業で利用者数が回復した。電力料金や食料品価格の上昇などで、食品スーパーなどの流通業が営業赤字を計上したが、これを補った。

 売上高に相当する営業収益は4%増の159億円、営業利益は23%増の15億円になった。事業分野(セグメント)別の営業利益は「運輸業」が87%増の7億2500万円、「不動産業」が2%減の7億900万円。一方で「流通業」は300万円の営業赤字(前年同期は3500万円の営業黒字)を計上した。流通業では食料品価格の上昇で、消費者の買い控え傾向が強まったのも逆風になった。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比14%増の5億9000万円を見込む。22年12月までに上回っているが、レール交換など保線も含む修繕費の多くを期末にかけて計上する見通しで、神戸電鉄は1〜3月期だけでみると例年赤字を計上している。

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