矢崎フェリシモ社長「ここからいろんなことが始まる」 レストラン開業に相乗効果

20230131矢崎氏とシェフ

【神戸経済ニュース】カタログ通販大手のフェリシモ(3396)は30日、神戸市中央区の同社本社ビル内に26日に開業したレストラン「シンクロ」について記者会見した。出席した矢崎和彦社長は、レストランだけでみると収益寄与は小さいが「このレストランの中だけで経済活動を完結させたいと思っておらず、ここからいろんなことが始まっていく」「5年10年経ったときに『そういうことか』といった、インパクトを与えられる存在になっている」と述べ、本業との相乗効果への自信を見せた。

 レストランのメニューはコース1種類。飲み物も原則として酒類を含むか、ノンアルコールかだけを客が選択し、料理に合う飲み物をレストランが選んで提供する。メニューは数カ月おきに入れ替え、さまざまに演目が変わる「劇場のようなレストラン」をめざす。献立を考える料理人やコースの構成も毎回がらりと変えて、何度訪れても、あきさせないレストランにする。一方で地元である兵庫県の多様な食材や未利用魚の活用と、食品ロス削減には、一貫して積極的に取り組む。

 開業して最初のコースに取り組んだのは、有名店での修行を経験するなどで頭角を表した1980年代・90年代生まれの3人。中東篤志さん、崎楓真さん、酒井研野さんという若い料理人だ。日本料理ワールドコンペティション近畿大会で優勝経験のある北川理映子さんが、ちゅう房を取り仕切る。前菜5品・デザートを含む17品で1万6500円(税込み)、飲み物は5500円(税込み、ノンアルコールも同価格)で、5月上旬ごろまでの提供を予定する。午前11時から、または午後6時半からのみ、予約を受け付ける完全予約制だ。(1枚目の写真は左から矢崎社長、酒井さん、中東さん、崎さん、北川さん)

 テレビ番組「水野真紀の魔法のレストラン」など料理番組の制作を手掛ける映像制作会社のダイズ(大阪市北区)が料理人のコーディネートや、レストラン内の演出を担当。レストランの運営は、北野クラブなどを運営するクレ・ドゥ・レーブ(神戸市中央区)が担当する。年間の販売目標や、想定する来店客数などは開示していない。

20230131前菜5品
前菜5品(フェリシモ提供)

 矢崎氏は、入社以来40年の「フェリシモ人生史上で最も時間がかかったプロジェクト」だけあって、このレストランは「期待だらけ」と語る。2017年に新本社建設のプロジェクトが立ち上がり、ほどなくレストランの構想も浮上した。全国に発送する商品として「ここから新しい食材の商品ができたり、まったく新しい食に関連した食器棚だったり、調理器具が開発されたり」といった展開もあり得ると、夢を膨らませていた。

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