フジッコ、今期純利益24%減に下方修正 想定超す原材料高・エネルギー高が圧迫
- 2023/01/27
- 19:27

【神戸経済ニュース】総菜大手のフジッコ(2908)は27日、2023年3月期の連結純利益が前期比24%減の16億円になりそうだと発表した。従来予想の18億円から下方修正し、減益幅が拡大する。円安進行を受けた原材料高に加え、電力料金を中心にエネルギーコストが想定を上回る水準に膨らんでいる。3月には西宮市で土地売却を予定しており、6億円の売却益を特別利益に計上するが、補えない見通し。
売上高は2%減の542億円、営業利益は52%減の15億円を見込む。従来予想は546億円、18億円だった。前期から総菜分野で不採算取引を縮小し、売上高は減少傾向にあった。これとは別に年末商戦で「おまめさん丹波黒黒豆」など豆製品の販売が苦戦したのが響く。ヨーグルト製品は前年の伸びが大きかったため、今期の減少は想定通りとしている。年間配当金を前期比1円増配のの46円(うち中間23円)にする配当計画は据え置いた。
同時に示した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比48%減の11億円だった。年末の豆製品苦戦と電力料金などのエネルギー高が逆風になった。売上高は3%減の413億円、営業利益が52%減12億円だった。
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