住友ゴム、操縦安定性能が12%向上したSUV用タイヤ 2月1日発売 

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【神戸経済ニュース】住友ゴム工業(5110)は、道路上での走行性能と快適さの向上をねらった多目的スポーツ車(SUV)用のタイヤ、ダンロップ「グラントレック(GRANDTREK)PT5」を2月1日から順次発売する。タイヤに使うゴムの配合は従来品のグラントレックPT3と同じだが、断面形状を変えて接地面積を拡大。荷重が大きく重心が高い位置にあるSUVのタイヤとして重要な「操縦安定性能」を12%向上したのが特徴だ。接地圧の均等化と溝のパターンを見直したことで、走行音も抑えることができた。

 操縦安定性能は走行中にハンドルを切ったとき、車体がどれだけ水平方向に回転するかで測定する。ハンドルを切って運転手が意図したよりも大きく車体が回転するようなら、車体がふらついたというわけだ。接地面積を広げたことでタイヤが路面とがっちり接触し、安定して走れるようになった。雨などで路面が濡れているときの安定性も高まった。さらにタイヤ側面のクッション性を高め、側面全体で振動を吸収することで、乗り心地も改善した。

 少しの雪や荒れた路面なら十分にブレーキ力や推進力を持つことを示す「M+S規格」に適合。発売サイズは、リム径15インチ〜20インチで25種類。販売地域は日本をはじめ中近東、中南米、アジアなど国内外で展開する。価格はオープン。販売目標などは明らかにしていない。

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