FDA、神戸〜新潟便を運休へ 8月20日で運航終了・利用数伸びず

20210816FDA機

【神戸経済ニュース】地域航空会社のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市清水区)は、神戸〜新潟便を8月20日で運休する。3月26日〜10月28日の夏ダイヤでは、同路線での運航を大型連休中の4月29日〜5月7日と、夏休み期間中の8月10〜20日のみ設定。これを最後に定期便としての運航をいったん終了する。(写真は神戸空港で出発を控えるFDA機=資料)

 近畿圏から鉄道や自動車では時間がかかる日本海側への路線として、FDAは2022年3月に神戸〜新潟の路線を開設し、1日に1往復を運航している。ただ利用率(提供座席数に対する有料旅客の割合)は22年5月に49.8%を記録して以降は頭打ちで、22年12月は33.3%と、3分の2が空席になっていた。

 FDAは今回の夏ダイヤで名古屋(中部)〜高知便を新規に就航させるほか、松本〜札幌(丘珠)などの運航を再開する。このため神戸〜新潟を運休し、「新型コロナ後の需要回復局面にあって、他の路線に機材を振り向けた方が、より多くの需要に対応できる」(広報部)と判断したという。

 年末年始など繁忙期に臨時便として神戸〜新潟便を運航するかは未定としている。FDAの神戸空港からの就航都市は松本(1日あたり2往復)、青森、花巻、高知(それぞれ1日あたり1往復)の4都市になる。

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