アジュバンの22年4〜12月期、純利益1%増 ヘアケアの販売伸びず減収

20230120アジュバン

【神戸経済ニュース】ヘアケア・スキンケア製品を企画販売するアジュバンホールディングス(4929)が20日に発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比1%増の3億3400万円だった。減収に加えて販促費・宣伝費・研究開発費の増加で営業減益になったが、投資有価証券の売却益2億6300万円を特別利益に計上したことで、小幅ながら最終増益は確保した。

 売上高は2%減の34億円、営業利益は49%減の2億4200万円だった。ヘアケア製品はリニューアルした主力の「Re:(リ)シリーズ」、既存品ともに伸び悩んだ。育毛剤「NUOSS(ヌオス)」の通販事業は、より効果の高い広告を配信するためにいったん広告を減らしたのが響いた。10月に発売したスキンケア製品のハンドクリーム「NECO」、美容液「MELECT」がともに好調だったが補えなかった。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比21%減の3億1000万円を見込む。昨年12月までに上回ったが、販促費・宣伝費を重点的に投入する計画である23年1〜3月期は3カ月間で見ると赤字になるため、予想を修正する必要はないとしている。

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