上場企業の4〜12月期、需要動向が焦点 大栄環境とmonoAIが初・決算発表予定

20230120決算発表予定

【神戸経済ニュース】アジュバンホールディングス(4929)が20日に先陣を切って発表し、神戸市内に本社を置く上場会社の2022年4〜12月期などの決算発表シーズンが始まる。目先の企業収益を見極めるうえでは、先行き不透明感が強まってきた世界景気と、個人消費などの回復が続く国内景気が、今後どういった綱引きを展開するかが焦点になっている。今回の決算発表では4月以降の企業収益を見通すうえで、商品やサービスの需要動向が国内外でどのように変化しているか特に注目されそうだ。

 新型コロナウイルスの影響が後退する局面だった昨年後半は、物流の混乱や半導体不足といった供給制約の懸念が関心をさらい、個人消費を中心に需要は回復傾向をたどった。このため資源・エネルギー価格や円安による輸入物価の上昇など、コスト面に関心が向かいやすかった。ただ最近は米国で利上げも進展。1年前にはゼロ近辺だった米政策金利である短期金利の指標「フェデラルファンド(FF)金利」の誘導目標は4.25~4.5%まで引き上げられた。金融引き締めによる景気への影響が懸念されている。

 特に欧米での需要が中心の商品やサービスは、米金融引き締めの影響が出やすいとみられる。一方で中国はゼロコロナ政策の転換・放棄によって経済が回復するとの見方も浮上。このところの原油価格の上昇にもつながっている。国内では個人消費の回復が今後も継続するのか正念場。あるいはソフトウエア投資を中心に高水準で推移している企業の設備投資も継続するのか。まだら模様になっている足元の需要動向を整理して見極めるきっかけになりそうだ。

 大手では神戸製鋼所(5406)やシスメックス(6869)が2月9日に、川崎重工業(7012)が2月10日に発表を予定する。22年12月14日に新規上場した大栄環境(9336)は2月9日に初の決算発表である4〜12月期決算発表を予定する。発表集中日は2月10日だ。12月期決算の銘柄は通期決算を発表。2月10日はアシックス(7936)など。2月14日は住友ゴム工業(5110)とノーリツ(5943)に加え、昨年12月20日に新規上場したmonoAI technology(5240)が初の通期決算発表を予定する。

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