ATAOが急落、10カ月ぶり上場来安値 3〜11月期の最終赤字を嫌気

20191231神戸株ワッペン

終値 202円 -23円(-10.22%)

【神戸経済ニュース】16日の東京株式市場ではスタジオアタオ(ATAO、3550)が急落した。値下がり率は10%超と広がり、この日の安値で引けた。2022年3月8日以来およそ10カ月ぶりに上場来安値を更新した。前週末13日に2022年3〜11月期の決算を発表。連結最終損益が4400万円の赤字(前年同期は3400万円の黒字)になり、収益悪化を嫌気した売りが膨らんだ。

 収益悪化はネット通販サイトを直営化したのに伴い、昨年7月まで運営を委託していた会社から顧客の個人情報を引き継げない契約だったことなどで、顧客が円滑に新サイトにシフトしなかった影響が主因。顧客が他の通販サイトに流れた可能性も意識され、買いが入りにくかった面もあるという。最終損益はトントン(前期は2100万円の赤字)になる23年2月期予想は据え置いたが、下振れへの警戒感も広がった。

▽関連記事
関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告