ノザワが2年半ぶり安値 「肥料製品に基準上回るアスベストのおそれ」発表で

20191231神戸株ワッペン

終値 666円 -33円(-4.72%)

【神戸経済ニュース】13日の東京株式市場ではノザワ(5237)が安い。一時は前日比68円安の631円まで下落と、616円を付けた2020年7月16日以来およそ2年半ぶりの安値に沈んだ。終値でも東証スタンダード市場の値下がり率ランキングで13位になった。12日夜に、ノザワ製のケイ酸を含む苦土肥料「マインマグ」シリーズのうち「マインマグC」と「マインマグmini」の一部に、法令の基準を超える有害物質のアスベスト(石綿)が含まれるおそれが高いことが判明したと発表したのが悪材料視された。

 マインマグ製品の販売をすべて停止したほか、回収にも費用がかかるとして収益悪化を警戒した売りが膨らんだ。「マインマグC」「マインマグmini」は2022年3〜4月ごろに製造販売した製品の一部に、基準を超える石綿が含まれるおそれが高いという。ただ同社は同じ原料を使うマインマグシリーズ製品の出荷をすべて停止。「マインマグC」「マインマグmini」以外の製品もアスベストの含有について検査を始めた。まずは状況を見極める必要があるとして、当面は同社株に積極的な買いを入れづらいとの声も聞かれた。

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