神戸市の7年ぶり個人向け地方債、利回り0.38%に決定 30日に発行 

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【神戸経済ニュース】神戸市は10日、7年ぶりに個人向け(住民参加型)で発行する5年物の地方債「こうべSDGs市民債」の表面利率を0.38%に決めたと発表した。発行価格は100円(応募者利回り0.38%)。発行額は20億円だ。販売期間は11〜25日。

 機関投資家向けと同様にSDGs(国連の持続可能な開発目標)に沿った使途に充てる資金を調達する「SDGs債」として発行することで、住民のSDGsへの関心の高まりにも応える。個人向けにSDGs債として発行するのは今回債が初めてだ。

 取り扱い金融機関は、銀行が三井住友銀行と、みなと銀行の2行。証券会社は、池田泉州TT証券、岩井コスモ証券、SMBC日興証券、岡三証券、大和証券、東海東京証券、野村証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券。

 日銀が大規模な金融緩和を実施したことなどを背景に市中金利が極端に低下したため、神戸市は「個人投資家にとって魅力がない」と判断。2015年12月24日に発行した「神戸市平成27年度第2回こうべ市民債」(利率0.12%、発行額12億円)以来、個人向けの神戸市債を発行していなかった。

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