トーホー、「植物肉」のハンバーグを自主ブランドで 業務用に卸売り

20230106トーホー植物肉ハンバーグ

【神戸経済ニュース】業務用食品大手のトーホー(8142)は5日、動物性原料を使わず、大豆たんぱくを主原料とする「植物肉」で作った冷凍ハンバーグを、自主企画ブランド(PB)で業務用に発売すると発表した。今月中旬から順次、ホテル、レストラン、居酒屋、給食会社やテーマパークといった外食事業者向けに卸売りを始める。なじみ深いハンバーグを植物性原料だけで再現した。植物肉の製品をPBで販売するのは今回が初めて。(写真は左に商品パッケージ、右は調理例=いずれもトーホー提供)

 植物肉の製品は顧客からの関心が高まっており、トーホーも多様な植物肉製品を仕入れて供給する機会が増えていた。今後は本格的に植物肉の市場が拡大するとみて、PBでの販売に乗り出す。ハンバーグは畜肉の製品としても人気があり、肉製品としておいしさを最も訴えられるのがハンバーグだと判断した。食べ慣れたハンバーグになるよう味、香り、食感を追求。同社のPB製品は低価格よりプロが納得する品質をめざしてきた経緯もあり、「どの植物肉ハンバーグよりも肉のようなおいしさを表現できた」(広報担当者)と自負する。

 幅広いメニューに利用できるよう、シンプルな味付け。そのまま焼いただけでも食べられるが、和食にも洋食にもアレンジできる。包み込むようにして脂の流出を抑え、ジューシーさを維持できる製法を採用した。1個80グラムのハンバーグが10個で1袋。1ケースは10袋入りとした。冷凍庫で保存する。業務用食品を現金販売する店舗「A-プライス」での販売は未定としている。販売目標などは明らかにしていない。

▽関連記事
関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告