在京都フランス総領事、ロシアのウクライナ侵攻を改めて非難 新年祝賀会

20230105イルマン在京都仏総領事

【神戸経済ニュース】在京都フランス総領事のジュール・イルマン氏(写真)は4日、関西領事団長として神戸市内で開催した新年合同祝賀会であいさつし、ロシアによるウクライナの軍事侵攻について「1945年から築いてきた国際法に基づく国際秩序に対する戦争だ」と述べ、改めてロシアを非難した。さらに「これは本当に大切なこと」と強調した。

 兵庫県、神戸市のほか経済団体が主催者だったこともあり、イルマン総領事は「安心安全、平和的で予測可能な世界が、よい経済には必要だ」と、経済には法の支配が必要であると指摘した。このため安定した交易で豊かな社会を築くには「残忍で一方的な行為ではなく、(1つの課題を多くの国で協力して解決する)多国(間)主義の世界が必要」と主張した。

 さらに「フランスが2024年にパリでオリンピック・パラリンピックを開催するのも、関西で大阪・関西万博を開催するのも多国主義の世界のため」と語った。そのうえで「2023年は法と平和の勝利になるように祈って新年のあいさつとしたい」と結び、ウクライナに早く自由経済の秩序が戻ることを期待した。イルマン氏は、みずから逐語訳しながら日本語と英語で話した。

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