フルーツフラワーパークの「BE KOBE」、かやぶき屋根のデザインに 3月設置

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【神戸経済ニュース】神戸市が3月下旬をめどに道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」(神戸市北区)で設置を予定している「BE KOBE」モニュメントは、かやぶき屋根をイメージするデザインになる見通しだ。同市は4日、モニュメントのデザイン、設計、製作、設置を委託する事業者に、神戸市北区淡河町を拠点にかやぶき屋根の整備や修復を手掛ける「くさかんむり」(相良育弥代表)を選んだと発表した。今後は本格的に設計、設置の作業に入る。(図は設置イメージ=神戸市提供)

 くさかんむりが提案したのは、「BE KOBE」の文字を金属板でかたどり、断面を見せるようにかやぶき屋根に使われたカヤの古材を詰め込むデザイン。神戸市は北区・西区に合計700棟と最も多くのかやぶき屋根が残る自治体だが、このうち9割は屋根を金属板で覆った形で維持されている。これが神戸の里山風景を形成する大きな要素になっているのを表現した。地元のかやぶき屋根への関心につながると、デザインを提案した5社の中で最高点を得た。

 年数が経過するとカヤや金属板の風合いが変化するのも、モニュメントの制作意図に含む。これが神戸市内にある他の「BE KOBE」のモニュメントとも違った魅力を持つのも、評価されたという。選定委員会は2022年12月23日に開催。提案者によるプレゼンテーションと質疑応答を実施した。契約予定額は税込み1496万円。神戸市が整備するBE KOBEモニュメントとしてはメリケンパーク、ポートアイランドしおさい公園、つくはら湖(神出山田自転車道)に次ぐ4カ所目だ。

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