角阪急阪神HD会長「40年ごろ神戸阪急の建て替え視野」 日経
- 2022/12/29
- 11:21
【神戸経済ニュース】29日付の日本経済新聞(関西経済面)は、阪急阪神ホールディングス(9042)の角和夫会長が「阪急ターミナルビルの建て替えなどの大型事業が終わる2040年ごろには、神戸三宮駅前の神戸阪急(神戸市)の建て替えも視野に入れる」と述べたと伝えた。阪急阪神HDの経営トップが、H2Oリテイリング(8242)の運営する神戸阪急の建て替え自体や、時期について言及するのは珍しい。
加えて角会長は神戸阪急について「23年秋ごろまでに約80億円を投じて改装する計画で、投資回収できたころに検討していく」とも発言したという。改装効果などを背景に神戸阪急の収益が拡大し、投資回収の時期が早まれば、建て替えの時期が早まる可能性も示した。
神戸阪急は1933年に完成した「三宮阪神ビル」に、前身である十合呉服店神戸支店(のちの「そごう神戸店」)が入居して以来、現在の場所で営業を続けている。その後の増築や、95年の阪神淡路大震災で受けた影響の復旧工事なども実施したが、33年に完成したビルは現在も使用している。建て替えるとすれば、かつての外観の復活など、「神戸の顔」になる立地の歴史的建築物をどう保存・活用するかも課題になりそうだ。
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