兵庫県「フィールドパビリオン」に111件の応募 幅広い分野・地域から集める

20221228知事会議

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事は27日(写真中央)に開いた「ひょうごフィールドパビリオン検討コアメンバー会議」で、県内の観光地などを2025年に大阪市で開く国際博覧会(大阪・関西万博)の場外パビリオンに見立てて観光誘致などに力を入れる「フィールドパビリオン」の候補について、募集開始から半年で111件の応募があったと明らかにした。兵庫県は応募のあった111件について、募集要項に掲載した「ひょうごフォールドパビリオン」の応募基準を満たすか確認し、まずは2023年2月下旬をめどに第1弾の登録を予定する。

 兵庫県は募集開始の6月17日から、12月16日までを募集強化期間として「ひょうごフィールドパビリオン」への応募を促してきた。知事が出張先で執務する「ワーケーション知事室」を機会に、斎藤氏が自ら応募を呼びかけてきたという。加えて事務局が7月に県内10カ所で応募を促す説明会などを開催。さらに職員が現地に出向き、意見交換会なども、のべ170回以上開いたという。

 結果として「震災復興」「自然・環境」「農林水産」「食」「経済・地場産業」「文化・芸術」と幅広い分野の観光地を登録することができる見通しになった。地域別に見ると、神戸市や阪神間などの「摂津」が28件、姫路など「播磨」が47件、「但馬」が11件、「丹波」が16件、「淡路」が9件と、幅広い地域からの応募を受け付けた。

 兵庫県はこれらの中でも特に重点的に情報発信する「プレミア」を選出する方針だ。旅行商品に組み込みやすいフィールドパビリオンとして強調することで、大阪・関西万博の終了後も国内外から観光客が訪れる観光地として定着させたい考えだ。斎藤知事は、111件と多くの応募があったことで「まずは大きな1歩を踏み出せたのはありがたい」と話した。兵庫県は27日の議論を踏まえ、次回23年1月18日に開催する同会議で「プレミア」の審査基準を確定し、実際の審査に移りたい考えだ。

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