マリンピア神戸、24年度内に再開業 新施設は床面積2倍に・隣地と一体運営

20221226マリンピア神戸
【神戸経済ニュース】三井不動産(8801)は26日、建て替え工事のため2023年1月15日で一時閉館を予定している商業施設「三井アウトレットパーク・マリンピア神戸」を24年度内に再開業すると発表した。23年2月に解体着工して、三井不などが運営することになった隣接地と一体的に施設を建て替える(完成予想図=三井不提供)。動線や店舗の区割りなど大幅に見直し、買い物だけでなく「1日かけて楽しんでいただける施設に作り変える」(広報部)という。

 隣接地と一体的に運営することで、敷地面積は約9万9400平方メートルと約2万1000平方メートル増える。建物の延べ床面積は約7万4000平方メートルと、現在の2倍程度になる計画だ。鉄骨造・地上2階建てなどを予定する。三井不は建物の規模拡大で、国内外のファッションブランドやセレクトショップ、子供向け、スポーツ・アウトドア、生活雑貨といった幅広い店舗やブランドを一段と充実させて幅広い世代が訪れる施設にしたい考えだ。

 最終営業日である1月15日には「閉館セレモニー」を開催。マリンピア神戸ポルトバザールとして開業した1999年10月からの23年間を振り返る。同日まで「閉館セールファイナル」として特売を実施。105店舗が参加する「最後の売り尽くし大セール」、60店舗超が参加する「ワゴンセールファイナル」のほか、26日から福袋の先行販売も始めた。福袋は1月1日からも販売する。

 大阪市で25年4月に開幕し、多くの観光客が神戸を訪れる機会にもなり得る国際博覧会(大阪・関西万博)にも間に合う。マリンピア神戸は博覧会の会場と海路で結ぶことも可能だ。万博見物に訪れる外国人観光客による買い物需要の受け皿としても、機能する可能性がありそうだ。

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