兵庫県とアシックスが包括連携協定 スポーツ振興でSDGsなど推進

20221221兵庫県アシックス協定

【神戸経済ニュース】兵庫県とアシックスはスポーツの振興や健康増進などを通じて、地域課題の解決をめざす「連携と協力に関する協定(包括連携協定)」を結んだ。20日に神戸市西区にあるアシックスのスポーツ工学研究所で締結式を開いた。SDGs(国連の持続可能な開発目標)や、ダイバーシティー&インクルージョン(多様性と包摂性)の2つの視点を取り入れて、兵庫県で盛んなスポーツを通じて県内の活性化などに取り組む。(写真は締結後の記念撮影=アシックス提供)

 包括連携協定では①スポーツの振興に関すること②健康増進に関すること③環境保全に関すること④キャリア教育に関すること--など8項目について両者で協力して取り組むことを盛り込んだ。兵庫県が3月に作成した長期計画「ひょうごビジョン2050」と、アシックスが20年10月に発表した長期計画「VISON2030」で、めざす社会の将来像が一致すると判断した。

 ユニバー記念競技場(神戸市須磨区)、三木総合防災公園(三木市)、加古川運動公園陸上競技場(加古川市)と、日本陸上競技連盟が第1種公認する陸上競技場が県内に3カ所あるのは全国でも兵庫県だけ。加えて県内に野球、サッカーだけでなく各種スポーツのプロチームも多い。兵庫県斎藤元彦知事(写真左)は、スポーツのポテンシャル(可能性)の高さを「躍動する兵庫」に生かしたいと強調。アシックスの広田康人社長(同右)は「アシックスが地元兵庫でつちかったスポーツに関する技術やノウハウを、包括連携協定により還元させていただく」と語った。

 兵庫県は今後、地域でスポーツを体験する行事などを各地で展開したい考え。アシックスは歩くことの動機づけ向上などに役立つ「歩行姿勢測定システム」を出展することを中心に、兵庫県の行事に参加する計画だ。

▽関連記事
関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

広告

広告

カレンダー

03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

広告