カルナバイオ、治験中の免疫疾患治療薬で錠剤を開発 より高い効果に期待

【神戸経済ニュース】創薬ベンチャーのカルナバイオサイエンス(4572)は20日、同社独自で臨床試験(治験)を進める関節リウマチなど炎症性免疫疾患の治療薬「AS-0871」について、タブレット(錠剤)型の製剤を開発したと発表した。従来はカプセルに入れて服用していたが、動物試験では錠剤のほうがカプセル製剤よりも、より吸収されやすい性能の高さを示した。今後、錠剤で治験を進めることで、より高い効果が期待できるという。

 カルナバイオはAS-0871を巡って、共同開発のパートナー探しを始めたことも明らかにした。治験は現在、3段階のうち最初の第1相の途中だが、第2相からは導出(他社へのライセンス供与)または共同開発などで治験を進め、より迅速に治験を終えたい考えだ。

 タブレットの開発などについて2022年12月の連結業績予想への影響はないとしている。

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