JR西日本、神戸線で「Aシート」の新快速6往復に 来年3月18日ダイヤ改正
- 2022/12/17
- 06:52
【神戸経済ニュース】JR西日本は16日、ダイヤ改正を2023年3月18日に実施すると発表した。JR神戸線関連では指定席「Aシート」を連結した新快速を、現在の1日あたり2往復から6往復に増やす。平日の姫路・三ノ宮方面から大阪駅に午前7〜9時に到着する時間帯と、姫路・三ノ宮方面に向けて大阪駅を午後7時〜午後9時に発車する時間帯で増発。サービスの向上で通勤客などの取り込みにつなげる。(写真は神戸市中央区を走る新快速=資料)
「Aシート」は新快速の着席サービス。リクライニング機能とテーブルが付いた椅子を提供し、全席に電源のコンセントを設置。無料で無線LANが利用できる。1編成で46席限定で、予約が必要な指定席だ。通常は乗るまで座れるか分からない新快速で、事前に席を確保したい需要の獲得をめざし19年3月に新快速の一部で導入した。必要な追加料金は通常購入で840円、ネット予約での料金は電車によって異なり450〜600円だ。
朝夕の通勤時間帯に大阪〜姫路間では「らくラクはりま」「スーパーはくと」「はまかぜ」といった特急列車を含めると、おおむね30分に1本の間隔で事前に席を予約できるサービスを利用できるようになる。平日の通勤客や休日の外出が、より快適にできるようになると想定する。
このほか23年3月18日のダイヤ改正では大阪駅に「うめきたエリア」が開業。従来の梅田貨物線を地下に移設してホームを設置し、大阪駅の一部として運用を始める。梅田貨物線を使用していたため従来は大阪駅に停車していなかった、京都〜関西空港を運行する特急「はるか」などが大阪駅にも停車できるようになる。加えて奈良線の京都〜城陽、山城多賀〜玉水が複線化。通勤時間帯の電車を増発し、時間も短縮する。
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