トーホーが続落、値下がり率3位 上方修正も出尽くし感、スーパー損失に警戒とも

20191231神戸株ワッペン

終値 1686円 -99円(-5.55%)


【神戸経済ニュース】13日の東京株式市場では業務用食品卸売りのトーホー(8142)が続落。一時は前日比109円安の1676円まで下落した。終値でも東証プライムの値下がり率ランキングで3位に浮上した。前日大引け後に2023年1月期の連結業績予想を上方修正。純利益は前期の4.2倍になる14億円と、従来予想の9億円から上方修正した。ただ、ここ1カ月程度の同社株は業績上振れ期待などを背景に買いが優勢になっていたこともあり、材料出尽くし感から売りが先行した。

 一部ではトーホーが売却を予定している食品スーパー事業の損失処理について、警戒感が広がったとの指摘も出ていた。トーホーは兵庫県内で食品スーパーを展開するトーホーストアを売却することで、コノミヤと交渉を進めている。株式譲渡は23年2〜3月めどと来期になる見通しだが、早めに譲渡価格が決まれば今期に引当金を特別損失などとして計上する可能性も出てくる。業績予想を上方修正しながら、配当を据え置いたこともあり、そうした見方が出やすいといった声も聞かれた。

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