「神戸に来てね!」小学6年生がバス側面に絵画 神姫バスが95周年で企画
- 2022/12/13
- 15:08
【神戸経済ニュース】兵庫県を中心に路線バスを展開する神姫バス(9083)は、兵庫県内の小学校15校の6年生がバスの側面に絵を描いたバスを走らせる。同社の創立95年を記念して企画した。13日午前には神戸市立灘の浜小学校(神戸市灘区)で、60人の6年生が、油性ペンなどを手に取り、バスの車体に向かった。同小学校の近隣である兵庫県立美術館・なぎさ公園や、神戸を代表する風景の異人館、南京町などを描き、バスが行く先々の人たちに「きてね!神戸・灘の浜」と自分たちの街への来訪を呼びかける。(写真上は完成した絵、左下は児童が絵を描く様子、右下は絵が完成したバス)
2023年3月までの期間限定。神戸市内では灘の浜小学校のほか、神戸市立八多小学校(神戸市北区)、同上筒井小学校(神戸市中央区)が車体への描画を担当する。神姫バスが神戸市、姫路市、明石市など同社の高速バスが発着している県内9市の小学校を対象に車体のデザインを募集したところ、30校を超す応募があった。対象になるバスが15台だったため、地域が表れているデザインを選定したという。車体にはラッピング広告などに使うのと同じ素材の白いシートを貼り付け、絵を描くスペースを作った。
来年3月に卒業する現在の小学6年生は、3年生の3学期から臨時休校が始まるなど、6年間のうち半分以上の期間で新型コロナウイルスの影響を受けた。楽しみにしていた校外学習など中止になった行事も多かった。神姫バスは「子供たちに、何か明るく楽しい思い出を作ってもらうことはできないか」と、バスの車体の提供を企画したという。灘の浜小学校の児童が絵を描いたバスは、主に三宮と四国方面を結ぶ高速バスとして運行する予定だ。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 洞スカイマーク社長「25年の発着枠拡大で機材数を増やす」 8年ぶり新規上場 (2022/12/15)
- 大栄環境の金子社長「自治体向け売上高を倍増させたい」記者会見の主なやりとり (2022/12/15)
- 「神戸に来てね!」小学6年生がバス側面に絵画 神姫バスが95周年で企画 (2022/12/13)
- トーホー、11月の売上高12.8%増 月間売上高200億円に迫る (2022/12/12)
- 名谷・須磨パティオは「食」強化 駅ビル商業施設の新名称「tete名谷」来夏に (2022/12/10)
広告