ロック・フィールド社長、公式アプリ「6万5000人がダウンロード」9月開始

20221202古塚社長

【神戸経済ニュース】総菜やサラダを製造販売するロック・フィールド(2910)の古塚孝志社長(写真)は2日、大阪取引所で開いた5〜10月期決算発表の記者会見で「9月26日にスタートした公式アプリのダウンロード数が、10月末までの約1カ月で6万5000件になった」と明らかにした。「RF1」など同社の店舗で買い物をしてポイントを貯め、ポイント数によって商品やエコバッグなど限定グッズと交換できるポイントプログラムだ。アプリ上では新製品情報なども配信できる。

 通販サイトの会員およそ3万人が移行しただけでなく、ポイント取得などを目的とした顧客を新たに捉えた形だ。古塚社長は「どういった商品が、どういった顧客層に支持されているかなどを、アプリから取得できる情報を通じて分析できるようになる」と話す。これまでは店舗のスタッフが、おおよその顧客の年齢や性別を判断していたが、詳しく分析することで、より的確な商品開発につなげる。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて来店客数は減ったが、顧客当たりの単価や購入点数が増加する傾向は続いているという。コロナ前に比べ、客単価は値上げ分も含めて17.7%も上昇したという。古塚氏は、新型コロナウイルスの感染拡大以降「いろいろ買い回りをせずに、当社のショップで買い物を完結させる傾向が強まったからではないか」とみている。同社には根強いファンが多いことでも知られるが、「顧客と長期的な関係を築くためにも、こちらから情報発信できるアプリは必要だと考えていた」と話していた。

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