久元神戸市長、王子公園「大学誘致に理解ありがたい」「ルミナリエぜひ再び」

20221129久元神戸市長

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が配信した動画より)は28日の定例記者会見で、王子公園(神戸市灘区)の再整備について「大学(誘致)に対する理解が、市民のみなさんの間に広がっているということは、大変ありがたい」と述べ、引き続き大学の誘致を進める意向を示した。9月に公表した再整備基本方針の「修正素案」に対する意見募集では、3079件の意見が集まった。当初の「素案」に対する意見数(1万1220件)から大幅に減少。「大学関連の意見も相当減ってきた」という。記者の質問に答えて述べた。

 久元氏は王子公園の再整備について、「神戸市全体が抱えている課題と、王子公園を利用している近くの方々との意見をどう調和させるのかが、非常に大きなテーマだった」と説明。多くの意見を受けて見直した「修正素案」では、この点を特に考慮したという。一方で陸上競技場の王子スタジアムについては、「建築などの専門家の意見も聞きながら庁内でも検討したが、老朽化しているスタジアムをリニューアルして使うことはあり得ない」と語った。

 3年連続で中止になった神戸ルミナリエについての今後の考え方を記者が質問すると、「感染が落ち着けば再び神戸ルミナリエを、いままでのような形でぜひしたい」と述べ、来年以降に従来通りの神戸ルミナリエ再開を模索する意向を述べた。新型コロナウイルスの現在の感染状況では「開催は難しい」とはいえ、「震災の鎮魂、記憶を継承する意味、たくさんの方々が神戸を訪れていただいているうえ、全国に対しても発信されているといったことを考えれば、基本的には続けていくことが適切ではないか」との認識を示した。

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