山・海へ行けばポイントやクーポン 078KOBE・展示ブースより

20221126デンソーテン

【神戸経済ニュース】クロスメディアイベント「078KOBE」の展示ブースでは、車載機器のデンソーテン(神戸市兵庫区)が、12月に第1回の実証実験を予定している「回遊性向上サービス」についてパネル出展した。元町や三宮から新港突堤などの湾岸エリアへ、あるいは北野の異人館街へと、海側や山側に地区を移動することで近隣店舗で利用できるクーポンやポイントが得られるシステムを紹介。買い物客や観光客が市街地を回遊するよう、流れを作り出すのがねらいだ。(写真はデンソーテン新事業推進本部の山田浩シニア・エキスパート=右=と、田中真一プロジェクトリーダー)

 以前はサッカーの試合終了後にノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)から一斉に地下鉄に人が流れないようにするため、スタジアムや周辺の飲食店に観客が滞留する仕組みとしてスマートフォンのアプリを開発した。これを市街地に展開し、好みに応じたクーポンやお店情報を提示することで人の流れを作り出したり、また1カ所にとどまる人を分散させたりする試みだ。

 まず12月9・10・16・17日に100人以内の関係者だけで実証実験を実施し、事業性などを検証する。23年には募集した一般の人も交えた500人程度で、定着性を検証する実証実験を2回程度実施。24年に予定する新港第2突堤の大型アリーナの開業や、25年に大阪市で開催する国際博覧会(大阪・関西万博)までに実用化、事業化したい考えだ。実証実験はNTT(9432)傘下のNTT西日本、TOA(6809)、神戸デジタルラボ(神戸市中央区)と共同で実施する。

(神戸経済ニュースは「078KOBE」のメディアパートナーです)

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