駐車場不要の2輪EV、ヒントは「超合金」 078KOBE・展示ブースより

20221126タタメルバイク

【神戸経済ニュース】クロスメディアイベント「078KOBE」の展示ブースでは、2021年3月に創業した電動2輪車(2輪EV)を開発製造するICOMA(東京都中野区)が「タタメルバイク」を出展した。原付として公道を走ることができる2輪EVだが、折り畳んでスーツケースほどの大きさになるのが特徴だ。それなりの重さになるが、車輪を使って人力で移動できる。玄関先や職場のデスク下などに収納することができ、駐車場が不要になる。(写真は左がバイクの状態、右はハンドル以外を折り畳んだ状態)

 創業者である生駒崇光代表が、もともと玩具メーカーで「超合金」と呼ばれる変身ロボットを手がけていた。この経験で得た「変化する」というアイデアをヒントにして何かできないか、と考えたのが「折りたためるバイク」だ。フロントは10インチのホイールとサスペンションを搭載と、バイクとしても本格的。駆動輪である後輪とモーターを一体化したことで、折りたためるようになった。当面は国内で製造し、板金加工などの品質を安定させたい考えだ。

 家庭用のコンセントで3時間充電すると、30キロメートル程度を走れるようになる。駐車スペースがなくて実現しなかった宅配や、マンション暮らしで駐車場が確保できない場合でも、近隣をバイクで移動できるようになる。USBケーブルを接続することでポータブル電源として使えるほか、側面のパネルを太陽光パネルや、デジタルサイネージに交換できるよう開発中という。価格は未定。2023年中の発売を計画している。

(神戸経済ニュースは「078KOBE」のメディアパートナーです)

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