セトン駐日仏大使、日仏の友好関係で「存在感」 神戸日仏協会が120年で祝賀会
- 2022/11/26
- 04:16
【神戸経済ニュース】フィリップ・セトン駐日フランス大使(写真)は25日に開いた神戸日仏協会の創立120周年祝賀会で、日本とフランスの間で「総じて民間交流は豊かで活気があふれており、中でも神戸日仏協会は存在感を示している」と述べ、同協会が日仏の友好関係の大きく寄与してきたとの見方を述べた。そのうえで「今後の節目も盛大に祝われるもの確信した」とも語り、神戸日仏協会の120周年に祝意を表した。
セトン大使は神戸市とマルセイユ市が姉妹都市で、兵庫県とセーヌ・エ・マルヌ県、アンドル・エ・ロワール県、アヴェロン県が友好提携を結んでいるほか、経済交流も歴史があると強調。現在のエア・リキードが「帝国酸素」として兵庫県内に拠点を開設したことを紹介した。このほかフランスと兵庫県・神戸市の間で相互に進出した企業を挙げたうえで、本場のフランスパンを日本に伝え18年に亡くなったフィリップ・ビゴー氏にも言及していた。
このほか式典では、名誉顧問を務める久元喜造神戸市長や、兵庫県の片山安孝副知事があいさつ。ジュール・イルマン在京都フランス総領事が乾杯の音頭を取った。神戸日仏協会の安福幸雄会長(神戸酒心館会長)は、記録類などをもとに日仏協会の120年のできごとを振り返った。
神戸日仏協会は、パリで万国博覧会を開催した1900年(明治30年)に、当時の兵庫県知事だった大森鐘一らが創設した。大森がフランス留学の経験があったことなどから、フランス文化の理解を目的とした団体を設立。日本で最も歴史がある日仏協会だ。創立からちょうど120年は2020年だったが、新型コロナウイルスの影響で祝賀行事の開催を延期していた。
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