【神戸経済ニュース】クロスメディアイベント「078KOBE」(主催・078実行委員会)が26・27に神戸国際展示場3号館で開催される。「テクノロジーの力で開く秋祭り」のイメージで、中心には「YAGURA(やぐら)」を配置。やぐらの上や周囲で、ダンス、ライブ、ファッションショーなどを華やかに展開する。展示ブースの代わりにテクノロジーを紹介するのは縁日の屋台だ。お祭りの夜空を染める花火も、好きなときに打ち上げることができる。(写真は2021年の開会式の様子)
音楽、映画、ファッション、IT(情報技術)、アニメ、キッズに教育と、ジャンルにとらわれず幅広く半歩先の未来を紹介するのがクロスメディアイベント「078KOBE」だ。複数のメディアだけでなく、現実空間と仮想空間もクロスする。会場内を行き来するロボットの視点を、メタバース「XR Cloud」に開設した室内から常時、見ることができる。自宅にいても、移動中でも、会場の雰囲気を楽しむことができる仕掛けを作った。
映画では、神戸芸術工科大学と流通科学大学の在学生・卒業生が制作した映画や映像作品を投影。ファッションでは、おおむね10〜15歳の子供たちが、廃材を利用して作ったドレスを身に付けて、自らランウェイを歩くファッションショーを27日に開催。神戸大学バリュースクールの学生たちは、テクノロジーも活用して「本気で考える防災ビジネスアイデア」「日本文化、農業、教育、食の新しい価値」を発表する。このほか数多くのイベントが、やぐらを中心に展開される予定だ。
音楽は街に飛び出す。26日午後6時から阪急神戸三宮駅の北側にある広場で、バンドとDJが出演するライブを開催。広場の市民活用を担当する「サンキタ実行委員会さんきた市民の会」がこれまでの音響実験や音楽実験で得た知見を活かし、にぎやかで楽しい空間を作る。キッチンカーも配置して、その場での飲食も楽しめる。
オープニングセッション(開会式)は26日午前10時から。クロージングセッション(閉会式)は27日午後4時45分からを予定する。会場の神戸国際展示場3号館は、ポートライナー市民広場駅すぐ。入場は無料だが一部のイベントや体験は、ネット上で無料チケットなどを入手しておく必要がある。
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