シスメックスが続伸 「エーザイ・島津が認知症の早期発見を研究」で連想も

20191231神戸株ワッペン

終値 8780円 +294円(+3.46%)

【神戸経済ニュース】24日の東京株式市場では医療用検査機器のシスメックス(6969)が続伸。一時は前日比325円高の8811円まで上昇した。日経平均株価の上げ幅が一時300円を超すなど、相場全体の地合いのよさが追い風になった。加えてエーザイ(4523)と島津(7701)などが大分県臼杵市で血液中にある認知症の原因物質とされるタンパク質「アミロイドベータ」を測定して認知症の早期発見・治療をめざす研究を始めると22日に発表。シスメックスはエーザイとアルツハイマー病を巡って連携した経緯もあり、連想買いを呼んだとの指摘も聞かれた。

 シスメックスは微量の血液から、脳にアミロイドベータがどれだけ蓄積したかを測定する診断薬をエーザイと共同開発した。国内では製造販売承認を2021年末に厚労省に申請しており、近く承認を受ける見通し。早期治療について医療機関などの間に受け入れが進めば、シスメックスが販売する予定の診断薬も受け入れられやすくなる、といった見方もできそうだ。海外での普及に向けても期待が広がりやすくなるとの指摘も聞かれた。

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