(動画)田辺真人氏「外と中と両方に発信しなくては」兵庫津ミュージアム全面開業



【神戸経済ニュース】24日に全面開業する兵庫津ミュージアム(神戸市兵庫区)で名誉館長を務める田辺真人・園田学園女子大学名誉教授は、23日に開催した式典で「この施設は、兵庫県内あるいは(神戸市)兵庫区の人に誇りを持っていただいたり学んでいただくと同時に、県外の人たちに兵庫・神戸はこんな歴史があるんだということを学んで体験していただき、(兵庫県の)外と中と両方に発信していかなくては」と述べ、同館からの情報発信に改めて意欲を示した。

 兵庫津ミュージアムは昨年秋に先行オープンした復元施設「初代県庁館」に続き、展示施設「ひょうごはじまり館」が完成。24日に同ミュージアムの全体が開業する。これを記念した式典を兵庫県が23日に開催した。

 田辺名誉館長は、平安時代の末期には貿易港として栄えていた兵庫について「おそらく兵庫県内で、いま風にいうと最も豊かな『お宝』は、ここにあった」と指摘。「建物、掛け軸、彫刻、いっぱい焼き物もあったと思う」という。第2次世界大戦の空襲によって壊滅的な被害を受けた兵庫津地区には、現在は語られていない繁栄の歴史があると強調した。田辺氏は式典行事の一環で開催した斎藤元彦知事、鳥瞰(かん)図絵師の青山大介氏、神戸フィルムオフィスの松下麻理代表とのトークセッションで語った。

 式典では書家の小坂美鈴氏が「HYOGO NEW WAVE」と記念揮毫(きごう)したほか、地元の明親小学校に通う6年生の児童がお祝いのメッセージを語った。斎藤知事が設置者としてあいさつし、神戸市の今西正男副市長と兵庫県議会の小西隆紀議長が祝辞を述べた。丹波流酒造り唄保存会の山崎小夜子氏による「酛すり唄」をきっかけに鏡開きして、開館を祝った(動画)。

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