10月の神戸市消費者物価、前年比3.2%上昇 26年ぶり急上昇・通信が上昇に転じ

20221118消費者物価

【神戸経済ニュース】総務省が18日に発表した10月の神戸市消費者物価指数(2020年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比で3.2%上昇の102.3になった。現在の基準で上昇率は3%を上回ったのは1996年5月以来で、およそ26年ぶりの物価急上昇になった。資源高や円安などを背景に「ガス代」「電気代」、灯油代を含む「他の光熱」が大幅に上昇した。加えてこのところ下落が続いていた「通信」も21年2月以来およそ1年半ぶりに上昇に転じた。

 「電気代」は前年同月比で13.3%上昇、「ガス代」は26.2%上昇、灯油を含む「他の光熱」は16.3%上昇と、エネルギー価格は引き続き大幅な上昇。クリーニング代を含む「被服関連サービス」は9.1%上昇と上昇が目立った。「設備修繕・維持」が10.2%上昇、「家庭用耐久財」が10.7%上昇と9月に比べて上昇率が拡大しており、10月1日からの値上げの影響が表れたもよう。

 10大費目別の指数を前年同期比で見ると、大幅に上昇が継続した「光熱・水道」や引き続き上昇が目立った「生鮮食品を除く食料」のほか、「家具・家事用品」「被服および履物」「教養娯楽」「諸雑費」「住居」「保健医療」「交通・通信」が上昇した。下落したのは「教育」だけになった。

 全国統計では、総務省が同日発表した10月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く総合)が103.4と前年同月に比べ3.6%上昇した。前月比(季節調整値)では0.5%の上昇だった。

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