米シアトル市長、環境や都市計画「私たちの使命は国際的リーダー」 神戸市訪問

20221117シアトル市長ハレル氏

【神戸経済ニュース】神戸市の姉妹都市である米シアトル市のブルース・ハレル市長(写真)は17日に神戸市役所で、神戸市の久元喜造市長に面会し「私たちの使命は国際的な善(よ)きリーダーになること」と述べ、改めて両市の幅広い分野での交流を呼びかけた。「神戸がめざしている脱炭素・水素の取り組みや、(LRT=次世代型路面電車=導入など)交通に関する取り組み、市民の安全を守る取り組みは、シアトル市でも同じ目的の取り組みがある」という。「こうした共通点があり、互いに受け入れられる点があることをうれしく思う」と語り、両市で連携を深めることを通じて、環境や都市計画などで世界をリードしたい意向を示した。

 ハレル市長は「もちろん文化の違いはあり、典型的には銃(の所持に対する考え方)だ」と指摘した。ただ、同氏は母方の祖父が熊本県からシアトル市に移住した経緯があり、日系人として初シアトル市長。日本が太古の昔から「日出(いず)る国」と称したことになぞらえ、「けさホテルで見た日の出の美しさは、シアトルと同じ」と述べて、互いに歩み寄ることで共通の課題に取り組めるようになることを強調した。

 米シアトル市は神戸市にとって初の姉妹都市。1957年10月に姉妹都市提携を結び、今年で65年になった。これまで多くの交換留学生などを相互に派遣してきたほか、シアトル港との姉妹港提携からも55年が経過した。久元市長はハレル氏に「関心を持ったことを神戸市の職員に言っていただければ、どんなことでもお話するし、ご案内できると思う」「有意義な神戸での滞在を期待している」と語った。

 シアトルからは70人超の訪問団を編成して来日し、約1週間の日程のうち神戸市には最も長い16〜18日の3日間を充てた。訪問団にはボーイングやマイクロソフトといった、シアトルを本拠地とする世界的な企業の担当者らも参加した。ハレル氏とともに神戸市役所を訪れたのは約20人だった。

 訪問団は、神戸市の危機管理室と意見交換して阪神淡路大震災の際の対応について情報提供を受けたほか、兵庫県警とも意見交換。水素の活用については川崎重工業(7012)や神戸製鋼所(5406)を訪問し、さらに神戸港での「ブルーカーボン」「カーボンニュートラルポート」などの取り組みについても視察を予定している。

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