(動画)三宮再開発 地下通路「サンポチカ」でライブペインティング始まる



【神戸経済ニュース】神戸市が整備した中心市街地の三宮〜元町を結ぶ三宮中央通り地下通路(愛称「サンポチカ」=神戸市中央区)では12日、神戸在住の画家である植田真さんによるライブペインティング(壁画制作の実演)が始まった。この日の午前10時半ごろに、真っ白の壁面に植田さんが筆を入れ始めた。主に日中の時間帯に制作し、約1カ月かけて壁面の絵画を完成させる計画だ(動画)。

 三宮中央通りの地下通路は、2001年7月に開業した地下鉄海岸線に合わせて通行できるようになった。新しい通路のため、通常の地下通路には多いビルとの接続口がほとんどなく、「変化に乏しい、歩いていて退屈」との指摘も多かった。ただ神戸市は市街地の回遊性向上のため、同通路のへの歩行者の誘導が有効とみる。改装に乗り出して11月1日に全面利用を開始した。「サンポチカ」の愛称も公募で決めた。

 そうした改装の仕上げに実施するのがライブペインティングだ。日々変化する通路の様子を楽しむことができるうえ、運が良ければ植田さんの創作の現場を生で見ることもできる。現在、同通路を通行する歩行者は1日あたり2000人程度だという。神戸市は改装効果とライブペインティングによって、ひとまず新型コロナウイルスの感染拡大前と同じ1日4000人程度に通行量が増えると見積もる。

 完成するとどんな絵になるのか。植田さんに聞いてみると、「海と山が近い神戸の街をイメージは持ちながら、あまり最初から明確に具体的な絵を決めていない」という。作業がある日は午前10時半〜午後3時ぐらいをめどに、植田さんが現場を訪れる計画だ。植田さんは続いて、「あったものが消えたり、また現れたりしながら完成に近づく様子を楽しんでほしい」と話していた。

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