山陽電の4〜9月期、純利益3%増 人流回復で運輸・流通で増益

20221112山陽電

【神戸経済ニュース】神戸と姫路を結ぶ路線が主力の山陽電気鉄道(9052)が11日発表した2022年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比3%増の10億円だった。新型コロナウイルスによる行動制限が解除されたことで、外出を控える影響が後退。運輸業では鉄道の乗客数が増加し、流通業では百貨店の来店客数が増加した。不動産事業で、マンション販売の引き渡し戸数が減少したのを補って増益を確保した。

 売上高に相当する営業収益は1%増の172億円、営業利益は28%増の14億円になった。前年同期に営業赤字を計上していた運輸業と流通業が黒字を確保。鉄道の定期券による収入は3%増の29億円、定期外が25%増の28億円と、定期外収入が大きく回復した。ただ新型コロナ感染拡大前である19年4〜9月期との比較すると運輸業の営業収益は13.8%減、流通業が13.8%減と、依然として影響は残る。

 23年3月期の連結業績予想は、純利益が前期比62%減の22億円になる見通し。従来予想は20億円だった。4〜9月期の業績を受けて微修正した。営業収益は12%増の382億円、営業利益は97%増の29億円を見込む。従来予想は380億円、28億円だった。

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