ノーリツの1〜9月期、純利益64%減 出荷数量増で増収・値上げで採算改善

20221111ノーリツ

【神戸経済ニュース】ガス給湯器大手のノーリツ(5943)が10日に発表した2022年1〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比64%減の22億4200万円だった。生産・出荷数量は増えて増収になったが、ハーネスやソケットなどの部品が確実に調達できるよう、調達価格を引き上げたことが利益を圧迫した。製品価格の値上げや、生産する製品を高付加価値品にシフトしたことなどで、足元の採算は改善傾向にある。

 売上高は9%増の1501億円、営業利益は30%減の28億円だった。衛生面への関心の高まりを背景に、除菌機能を搭載した最高級機「プレミアムモデル」の販売が引き続き好調。ガスと電気の両方を使って、効率よく湯をわかす「ハイブリッド給湯暖房システム」の拡販も継続している。7月1日受注分からの値上げも寄与。営業利益を7〜9月期でみると20億円と、前年同期(2200万円)を大きく上回った。

 22年12月期の連結業績予想は据え置きた。純利益は16%減の46億円を見込む。前期に固定資産売却益や投資有価証券売却益など、50億円の特別利益を計上した反動が表れる。売上高は8%増の1930億円、営業利益は2倍の50億円になる見通しだ。

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