川重が大幅続伸、決算発表後に上げ拡大 通期予想の上方修正・配当増額を好感

20191231神戸株ワッペン

終値 2857円 +143円(+5.27%)

【神戸経済ニュース】10日の東京株式市場では川崎重工業(7012)が大幅続伸。後場に入って上げ幅を拡大し、一時は前日比144円高の2858円まで買い進まれた。東証昼休み時間中に2023年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比3.6倍の450億円になる見通しと発表。今期2度目の上方修正で、従来予想の320億円から増益幅が拡大するのを好感した買いを集めだ。加えて期末配当は40円と、従来予定20円から倍増したのも買い手掛かりになった。

 円安が追い風になったのに加え、北米ではアウトドア用の4輪車が引き続き伸びるほか、10月以降は民間航空機向けのエンジンの需要も徐々に回復する見通しだ。原燃料高、物流費高の価格転嫁も進んだうえで販売数量の回復が見込めるだけに、収益拡大への期待も高まりやすいという。このところの上昇基調にも弾みを付けた。目先は6月9日に付けた年初来高値の3105円を意識した利益確定の売りや、戻り待ちの売りを消化するかが焦点になりそうだ。

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