住友ゴムが急落、値下がり率3位 今期2度目の下方修正に失望感

20191231神戸株ワッペン

終値 1103円 -161円(-12.74%)

【神戸経済ニュース】10日の東京株式市場では住友ゴム工業(5110)が急落。一時は前日比163円安の1101円まで下落した。終値でも東証プライムの値下がり率ランキングで3位に並んだ。前日大引け後に2022年12月期の連結業績予想(国際会計基準)を下方修正。連結純利益は前期比49%減の150億円になる見通しと、減益幅が拡大したのを嫌気する売りが膨らんだ。1〜6月期決算と同時に発表した8月に続き、今期2度目の下方修正とあって失望感が広がりやすかった。

 中国では新型コロナウイルスの影響とみられる販売不振が春ごろから続く一方、北米でも下期に入って急速にタイヤの販売本数が伸び悩んだ。同社は北米での急減速について、物価上昇に合わせて米国で実施したタイヤの値上げが住友ゴムのブランド力に見合った水準だったかなど、詳しく多面的に分析して対策を立てる考えという。円安進行が追い風になるとの見方も根強かっただけに、この時期の下方修正にサプライズ(意外感)があったとの指摘も出ていた。

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