バンドー、今期純利益4.5倍に上方修正 売上収益は初の1000億円超に・円安で

20221109バンドー

【神戸経済ニュース】伝動ベルト大手のバンドー化学(5195)は9日、2023年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比4.5倍の54億円になりそうだと発表した。従来予想の50億円から上方修正し、増益幅が拡大する。外国為替市場で円相場が想定以上に下落したのを受けて、海外資産の為替差益を計上する。年間44円(うち中間22円)の配当計画は維持する。

 売上高に相当する売上収益は8%増の1010億円になると見込む。従来予想は950億円だった。円安進行で海外売上高が当初の想定以上に伸びる。予想の前提となる為替レートは1ドル=135円と、従来の125円から円安・ドル高方向に見直した。同社の売上収益が1000億円を超えるのは、国際会計基準の導入前に開示していた「売上高」を通じても初めてだ。

 一方で営業利益は2.8倍の75億円になる予想を据え置いた。ナフサ価格の高止まりを背景に、合成ゴムや樹脂などの仕入れ価格が上昇した影響を受けている。10月受注分から主力製品の値上げを実施。採算は改善する方向だが、「今後の仕入れ価格の動向が見極めにくい」(財務担当者)という。

 同時に発表した2022年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比6%減の35億円だった。欧州で自動車部品事業の新規顧客を開拓するなど、海外を中心とした販売数量の増加と円安で増収になったが、原材料価格やエネルギー価格が上昇を補えなかった。売上収益は13%増の522億円、営業利益は10%減の43億円だった。

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