ワールドの4〜9月期、最終黒字20億円 臨時休業なく需要回復で

20221108ワールド

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)が7日に発表した2022年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が20億円の黒字(前年同期は12億円の赤字)だった。衣料品を販売するブランド事業では、百貨店を中心として、新型コロナウイルスによる臨時休業や顕著な営業時間の短縮がなくなった。外出に伴うファッション需要の回復で、増収になったのが寄与。引き続き在庫を制御することで、値下げ販売の抑制にも取り組んだ。

 売上高に相当する売上収益は前年同期比25%増の967億円、営業利益は40億円の黒字(前年同期は21億円の赤字)になった。前期に実施した不採算ブランドの撤退による減収の影響は出たが、2月にナルミヤ・インターナショナル(9275)を子会社化したのに伴う売上高の増加が大きかった。原材料価格・エネルギー価格の上昇や急速な円安による仕入れ価格の上昇があったが、販売価格への転嫁も進めたという。

 4〜9月期の売上収益は従来の会社予想(988億円)を下回ったが、営業利益や最終利益は従来予想(29億円、14億円)を上回った。値引き販売の抑制に加え、一部で生産を国内回帰するなどサプライチェーン(供給網)の再構築も寄与した。売上高に対する販管費の比率は53.7%と、前年同期に比べて4.2ポイント低下した。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期の23倍になる55億円を見込む。上期の業績は会社予想を上回ったが、事務所移転の費用や閉鎖店舗による損失など費用の一部が下期にずれ込む見込みとあって、業績予想は修正しなかった。年間配当金を前期比21円増配の48円(うち中間13円)とする配当計画も維持した。

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