カルナバイオ1〜9月期、最終赤字7億9500万円に縮小 タンパク質販売の好調続く
- 2022/11/07
- 21:00

【神戸経済ニュース】創薬ベンチャーのカルナバイオサイエンス(4572)が7日に発表した2022年1〜9月期の連結決算は、最終損益が7億9500万円の赤字(前年同期は11億7800万円の赤字)になった。前年同期になかった新薬を開発する創薬事業での収入を今期は計上したほか、タンパク質を販売する創薬支援事業が好調。増収効果で赤字幅が縮小した。
売上高は前年同期比72%増の10億9500万円、営業損益は7億5300万円の赤字(前年同期は11億6900万円の赤字)になった。このうち創薬事業の売上高は3月に計上した2億8600万円(前年同期はなし)。創薬支援事業の売上高は27%増の8億900万円だった。創薬支援事業の営業利益は68%増の3億3500万円だった。品質の優位性で米国での販売が伸びたほか、中国では市場の拡大が追い風になった。
22年12月期の連結業績予想は据え置き。純利益は17億円の赤字(前期は5億3400万円の赤字)を見込む。7〜9月期に創薬事業で売上高を計上しなかったことを含め、足元では総じて想定の範囲内で事業を運営しているという。
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