三ツ星ベルト、神戸本社・神戸事業所でCO2排出99%削減 電力を再エネ化で

【神戸経済ニュース】自動車向けなど工業用ベルトを製造する三ツ星ベルト(5192)は4日、神戸本社・神戸事業所(神戸市兵庫区)での二酸化炭素(CO2)排出量を、2013年度比で99%削減できる見通しになったと発表した。同事業所で使用する電力を、すべて再生可能エネルギー由来で、二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロの電気に10月から切り替えたため。同社として2050年にカーボンニュートラル(実質CO2排出ゼロ)をめざす一環だ。

 神戸本社・神戸事業所で使用する電力に、関西電力(9503)が提供する「再エネECOプラン」を10月から導入した。同事業所では21年11月に中央工場第3棟、第4棟屋上に太陽光発電システムを設置していた。加えて22年6月には、神戸事業所で使用する燃料を大阪ガス(9532)の「カーボンニュートラルな都市ガス」に転換。天然ガスの採掘、輸送、製造、燃焼の工程を含むガスのサイクル全体で発生する温室効果ガスを、排出量取引で相殺したガスだ。

 CO2排出量は21年実績で、13年度比36%減の年1280トンだった。太陽光パネルの設置と、購入する電力の再エネ化によって、年1200トンのCO2排出量を削減。さらに「カーボンニュートラルな都市ガス」で年70トンのCO2排出を削減する。22年度中に関西電力、大阪ガスとの契約を改めることで、これが23年度は通年で寄与し、99%の排出削減が達成できる見込みだ。

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