大丸神戸店、10月の売上高9.7%増 改装「美術」も前年上回る

【神戸経済ニュース】J・フロントリテイリング(3086)が1日に発表した大丸神戸店の10月の売上高動向(速報値)は、前年同月に比べ9.7%増だった。13カ月連続で前年同月を上回った。昨年は9月末で新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除され、昨年10月に入って来店客数が伸びた。今年は、これを一段と上回る来客数になった。引き続き高級ブランドや高額品などが売上高の伸びをけん引した。

 高級ブランド以外の婦人服も堅調であるなど、多くの売り場で前年同月を上回った。若手の新たな富裕層を意識して改装し、10月5日に新装開業した美術売り場も前年同月を上回った。

 大丸芦屋店の売上高は前年同月比1.9%減、大丸須磨店は同1.7%減だった。

 大丸松坂屋百貨店の10月の売上高(店舗合計、既存店)は、前年同月比で12.4%増だった。19年9月との比較では14.8%増だった。

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