トーホーが続落 不採算事業の食品スーパー売却に反応薄、利益確定が先行

20191231神戸株ワッペン

終値 1673円 -39円(-2.28%)

【神戸経済ニュース】1日の東京株式市場ではトーホー(8142)が続落。一時は前日比51円安の1661円まで下落した。このところ株価は年初来の高値圏で推移していたこともあり、中小型株の上値が重い地合いに押されて利益確定の売りが先行した。前日大引け後に、傘下で食品スーパー事業を展開するトーホーストアを売却することで、近畿・中部で総合スーパーを展開するコノミヤ(大阪市鶴見区)と基本合意したと発表したことへの反応は鈍かった。

 食品スーパー事業は何年も営業赤字が継続しており、今回の合意は不採算事業の切り離しに相当する。同時に外食需要の回復で、収益が急速に改善する業務用食品卸売りに経営資源を集中する。ただ足元では4〜9月期決算に市場の関心が向かっており、株価材料として合併・買収(M&A)が埋もれたようだ。もっとも「不採算事業を切り離せるかは価格が決まるまで予断を許さない」との指摘も一部にあり、いずれにしても買いの見送りにつながった。

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