フジッコの4〜9月期、純利益57%減 社長「年末の黒豆需要を高めたい」

20221101フジッコ

【神戸経済ニュース】惣菜メーカーで煮豆首位のフジッコ(2908)が10月31日に発表した2022年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比57%減の5億4200万円だった。家庭用製品を6月1日に値上げしたが、原材料価格の上昇と電気代を中心としたエネルギー価格の上昇が想定を上回り、利益を圧迫した。豆製品、ヨーグルト製品、惣菜製品の販売減による減収も影響した。

 売上高は3%減の263億円、営業利益は59%減の5億3400万円。豆製品は煮豆市場の縮小に加え、水煮と蒸し豆が苦戦した。ヨーグルト製品は前年同期に巣ごもり需要で販売が伸びた反動減。惣菜製品は前期に不採算取引を積極的に進めたことで減収になった。昆布製品で主力の「カップ佃煮」が好調だったほか、「フルーツセラビー」の発売20周年キャンペーンが寄与したデザート製品が大幅に伸びたが、補えなかった。

 同社は根菜類を中心に、原材料の約23%が輸入品という。福井正一社長は大阪市内で記者会見し、仕入れから製造・販売までの時間差を考慮すると、円安による輸入品のコスト高の影響は「下期のほうが厳しくなる」と説明した。一方で、年間の利益の3割程度を稼ぎ出す年末商戦で販売を伸ばして巻き返しをねらう。特に「年末の黒豆の需要を高めたい」と強調。外部機関の高い評価などを訴えて利用を促す。

 23年3月期の連結業績予想は、10月24日に発表した予想を据え置いた。純利益は前期比15%減の18億円を見込む。従来予想である24億円から下方修正し、一転の減益見通しを示していた。下方修正した背景として「ここまで電気代が上昇するとは考えていなかった」(福井社長)ことがあったという。

 同社はあわせて、「フルーツセラピー」シリーズの価格を改定すると発表。標準小売価格が160円の製品を、オープン価格に変更。小売価格は6〜10%の値上げになると想定する。23年1月9日からを予定する。

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