GセブンHDの4〜9月期、純利益10%減 電力料金の上昇が逆風に

20221028GセブンHD

【神戸経済ニュース】「業務スーパー」「オートバックス」の加盟店を展開するG-7ホールディングス(GセブンHD、7508)が28日に発表した2022年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比10%減の21億円だった。店舗数が増加したうえ、既存店の売上高も伸びており増収だったが、主に電力料金の上昇によって店舗の運営費用が増加した。死去により取締役を退任した木下守・前名誉会長の退職慰労金5億円を特別損失に計上したのも影響した。

 売上高は4%増の855億円、営業利益は3%減の31億円だった。売上高の増加には、業務スーパーでの値上げも寄与したという。飼料価格の大幅な上昇を受けた国産牛肉の高値は目立っているというが、「19円の豆腐を22円にするといった、実感を伴いにくい形での値上げを進めている」(金田達三会長兼社長CEO)という。現時点では店舗への来店客数などに大きな影響は出ていないという。

 2023年3月期の連結業績予想は据え置き。店舗販売に一段と力を入れるのに加え、今後は照明のLED化などを進め、逆風になった電力料金増の影響を抑える。純利益は前期比3%増の54億円になる見通し。配当金は年38円(うち中間19円)の計画を維持した。

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