井本商運、神戸〜秋田・新潟のコンテナ輸送航路を開設 日本海側で第2弾

20221026井本商運さくら
【神戸経済ニュース】内航コンテナ輸送大手の井本商運(神戸市中央区)は11月11日から、新潟港・秋田港と神戸港の間で「内航フィーダーサービス」を始めると発表した。新潟港・秋田港から海外に輸出する貨物を北九州港ひびきコンテナターミナル経由で神戸港まで輸送し、神戸港で海外向けの大型コンテナ船に積み替えるサービスだ。同社の日本海側の航路としては、2021年11月に開設した敦賀港・境港向けサービス(22年2月から舞鶴港にも寄港)に続く第2弾だ。

 週1便の定曜日サービス。毎週火曜日に秋田港、水曜日に新潟港を出て、北九州港には土曜日に到着する。北九州〜神戸は、日曜日に北九州港を出て月曜日に神戸港へ到着する井本商運の既存航路を活用する。北九州での滞留時間が1日と短い、速やかなトランシップ(積み替え)が特徴だ。神戸から海外への大型船は、香港の海運大手OOCLと連携して迅速に神戸港から出発できるようにする。同時に秋田・新潟から九州・関西方面の国内向け輸送も手掛けたい考えだ。

 秋田・新潟〜北九州では、20トンコンテナ換算で最大402個を積載する16年建造のコンテナ船「さくら」(写真=井本商運提供)を投入。11日に「さくら」は神戸港を出発し、北九州を経由して日本海方面に向かう予定だ。秋田港と新潟港では、初入港時に歓迎セレモニーを予定している。神戸港を活用して迅速に輸出が可能という利便性をアピールすると同時に、二酸化炭素(CO2)排出量の削減や、トラックドライバー不足対策などを目的とした、幅広い貨物の獲得をめざす。

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