兵庫県と神戸市が共同で図上演習 「某国から弾道ミサイル」

 兵庫県は20日、神戸市と共同で「兵庫県・神戸市国民保護共同図上演習」を27日午前に実施すると発表した。発表資料によると「某国から」日本に向けて弾道ミサイルが発射され、切り離されたロケットの一部が神戸市内に落下して被害が出ることを想定。警察や自衛隊と連携し、住民を避難誘導する方法やタイミングなどについて地図上で模擬訓練するとみられる。

 兵庫県災害対策センター(神戸市中央区中山手通5)と神戸市役所4号館(神戸市中央区江戸町)の危機管理センターが会場になる。兵庫県と神戸市に加え、兵庫県警、自衛隊兵庫地方協力本部、陸上自衛隊第3特科隊(姫路市に駐屯)が訓練に参加する予定だ。発射されたミサイル自体は兵庫県の上空を通過して発射地点から2000キロメートル飛び、太平洋に落下する想定だ。

 北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験など、安全保障上の脅威が高まっていることに対応するのがねらいのようだ。兵庫県の井戸敏三知事はこれまで、北朝鮮情勢について「緊迫した事態」(4月18日の定例記者会見)などの見方を表明したことがあった。

▽関連記事
井戸兵庫知事、北朝鮮緊迫化「難民などの受け入れをシミュレーション」 (2017/04/18)

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

カレンダー

03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

広告

★神戸経済ニュースからのお知らせ

広告